公開日:2019.04.22| 最終更新日:2020.09.18 チェックリスト

    4月になると、新入社員がたくさんの企業へ入社します。
    しかし、いざ入社したもののすぐに辞めてしまうのが企業の悩みの種です。

    新人がすぐに辞めてしまっては、せっかく教えたのに時間と労力が無駄になってしまいます。
    離職率の多い職場には、何か問題があるのかもしれません。

    そこで、今回は新人が辞める理由新人を辞めさせないために企業がしなければいけないこと
    新人離職削減に成功した、株式会社関通のノウハウをご紹介します。

    辞める理由とは?

    辞める理由とは?
    離職理由は、本当に人さまざまです。
    離職のテーマは、あまりにも範囲が広いので、今回は新人スタッフの早期離職の原因となるところを中心に、お話を進めていきたいと思います。

    下の図は、有名なマズローの欲求段階です。
    マズローの欲求段階説
    人が何を十分に欲するかがピラミッドで示されています。
    今の世の中、衣食住を満たす生理的欲求安全欲求は、ほぼ満たされています。

    ですが、新入社員の仕事に置き換えた時、
    安全に安心して働ける環境は、本当に用意できているでしょうか。

    結論、この安全・安心が満たされていないと、早期離職は発生します。

    分かりやすい新人スタッフの言葉で表現すると、このようなことになります。

    「怒られたくない」
    「ミスしたくない」
    「周りに迷惑をかけたくない」
    「馬鹿にされたくない」
    「力がないと思われたくない」

    これらは、失敗に対する恐れが引き起こす感情です。

    辞めさせないための企業がやるべきポイント


    新人スタッフで積ませてあげたいのは、成功体験です。
    成功体験を詰めば自信がつき、早期離職は起こりづらくなります。

    ではどのようにすれば、早期離職を止められるのか。

    関通でのノウハウは、
    「仕事の正解を用意し、簡単な仕事からさせてあげること。
    仕事の拠り所を作ってあげること」

    を推奨しています。

    やり方のわかる簡単な仕事で成功体験を積むことはとても大切です。

    株式会社関通では、すべての仕事にチェックリストシステムアニーを使用しています。
    チェックリストを使用する事で、ミスがあったときは、会社のプロセスが悪かったということが明確にわかります。

    そして、チェックリストを使わずに仕事をしたら、その人のミスであることが
    明確にわかります。

    また、それは再防止対策もしっかり打てます。

    このミスの責任は誰?が明確になることは、とても大切です。
    新人スタッフ、大小問わず、ミスをしてしまうときもあります。
    その時、「ミスを引きずらない仕組みがある事で、当事者は、本当に救われます。」

    男性であれば、プライドを傷つけられるような責めを受けなくても良くなりますし、
    女性であれば、周りに迷惑をかけてしまった、と落ち込み続けなくてもよくなります。

    会社がちゃんと、ミスの終わり線を引いてあげることにより、
    多くの新人スタッフの離職を止めることは事実です。

    チェックリストによる早期離職への効果とメリット

    それではなぜ、チェックリストを使うことで離職率を減らすことができるのか。
    また、チェックリストを使うことの効果とメリットとは?

    ①記憶で仕事をしなくなる

    チェックリストを使って手を動かして作業を覚える

    記憶は、後から入った情報により、簡単に書き換えられます。
    つまり、作業者によって簡単に手順が変えられてしまうのです。
    これがミスやムダの発生につながります。
    そして、だれかしかできない仕事を生み出します。

    チェックリストシステムアニーを使用する事で、
    手順を確認し、セルフチェックしながら作業を進めることができます。

    また、チェックリストを用いて仕事をすることで、業務品質とスピードが安定し、だれがやっても同じ結果値の仕事ができるようになります。

    いつでも最新版の手順書が手元にある状態になるので、仕事に集中でき、
    日々の業務をしながら、新人の教科書ができます。
    そうすることで、その人しかできない仕事が減り、上司や部下の仕事を管理することができます。

    ②手を動かして仕事を覚える


    関通では、新人にチェックリストを使いながら仕事を教えています。
    手順書(チェックリスト)を見せ、「この通りに上から順番にやってみて。」と指示をします。
    上司や先輩は隣で1回は見てあげて、質問に答えてあげる。
    新人さんは、手順をチェックしながら進めていきます。
    これが、「手を動かして仕事を覚える」とおうことなのです。

    こうすることで、ほとんどの業務は、手順書(チェックリスト)を見ながら、
    2回目からは自分1人でできるようになります。

    新人でも、セルフチェックもできている状態ができ、仕事の正解がわかっている状態になります。
    このように、新人がすぐに実務ができるようになり、安心して働ける状態になるので、
    早期の離職が下がります。

    ③マニュアルを棚にしまわない

    チェックリストは記憶で仕事をしない
    普通の仕事だと、マニュアルを作ったあと、棚やExcelになおして、必要な時に取り出して見る。
    ではないでしょうか。
    これでは、新人教育の引継ぎにも使えなければ、業務品質が悪化し、残業や離職を生むことになります。

    チェックリストシステムアニーを使うことで、いつでもマニュアルが取り出せるようになり、
    毎日使うといった習慣が身に付きます。

    業務の改善点、効率化ポイントを日々修正しながら使うので、常に最新版のマニュアルがあり、
    これを見れば正しいという仕事の答えがあるので、
    新人教育の時間が飛躍的に短縮され、業務の品質が安定し、誰かしかできない仕事がなくなります。

    まとめ

    離職を止めるためのノウハウをお伝えさせて頂きましたが、
    やはり大切なことは、

    ①新人に成功体験をさせてあげる
    ②仕事の「拠り所」を作ってあげる
    ③ミスを引きずらない。終わり線を引いてあげる。

    こうすることで、新人の離職率は格段に減ります

    仕事の教え方、させ方、ぜひ1度見直してみてはいかがでしょうか。

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    この記事を書いた著者について

    前田勝俊
    前田勝俊

    株式会社関通 首都圏営業部 部長
    アニー公認トレーナー

    2006年に株式会社関通に入社。情報システム、営業、総務、物流現場、あらゆる部署を経験。
    2016年に本格的にチェックリストシステム『アニー』の外販を開始する際に、専任として任命される。
    年間100社以上の経営者様と共に、アニー導入に師事。

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