マニュアルを読んでいないことで、年間1000万円以上の損失。アニーを使うことで損失が激減しました。
施設野菜 製造/加工/販売
農業生産法人 株式会社井出トマト農園様
業種:農業・畜産業

導入目的 | 社長依存症の解消・新人教育・管理者育成 |
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課題 | 判断がすべて経営者・従業員の意識改革・ルールの徹底 |
効果 | 中間管理職の育成・損失額の激減・新人教育の徹底 |
アニーの導入を決めたのは、「私が快適に仕事をするためでしたね(笑)」
「チェックリストシステム『アニー』と出合ったことで、経営者としての仕事に時間を多く使えるようになりました。より美味しいトマトを育てるには、天気のこと、植物の異変、起こりうる現象を先読みしないといけません。
しかしアニーを導入する前はそのようなことは、「社長の私が判断するもの」と従業員のみんなは考えており、ひどいときは3分に1回は、私のところに誰かが指示を求めにくることもありました。
そのような状況で、本来の経営者として考えないといけない時間があまりにも取れなかったのです。
アニーの導入を決めたのは、「私が快適に仕事をするためでしたね(笑)」
「どのようにしたかと言うと、作業を行いながら入力できる2画面のPCやi-padなどの環境を整えました。
そして、みんなに作業をしながら手順をチェックリストシステム『アニー』に登録してもらうことをルールにしました。
その後は、簡単です。「解らないことがあったら、まずはアニーを見てください」です。
後もう一つ、トマト生産は年間フローが決定しており、エクセルで年間表にまとめています。そこには、この「作業のときは、このチェックリストを使う」
と明記しているので、いちいち指示する手間も省けました。例えば、「種まきの時は、チェックリスト【苗木作成の手順】を使う」
と書かれていますのでどの作業がどのチェックリストを使うのか明確です。

1000万円以上の損失。そのようなことが起きても、従業員からは「読んでいませんでした。」とそのような言葉が・・・。
今取り組んでいるのは、社内体制の構築です。今まで社長の私1人に対して従業員40人の作業者はいましたが、中間管理者がいませんでした。
いわば1対40の上下関係性でした。その関係性を1対5のピラミッドにするために、管理者を5名育てることを決めました。
5人の中間管理者には教育のツールとしてアニーを使う意味とメリットを理解してもらいました。そして新入社員を教育してもらうんです。
「農園の仕事は体力勝負の、いわば力仕事」と誤解して思っている人たちが非常に多いです。
しかし、実はとても分析が必要で先読みしてデータを駆使して行わないと忙しいばかりで儲からない仕事です。
一つのトマトを育てるのも色々と研究を重ね、育てていかないといけないですが植物を育てることは継続した努力が必要です。
そのため、従業員に育て方のマニュアルを渡して読んでから進めるように指導してきたのですが、
まったく読んでおらず、大切に育ててきたトマトを一瞬で損失に変えることが年に3回は起こってました。金額にすると1000万円以上の損失です。
そのようなことが起きても、従業員からは「読んでいませんでした。」とそのような言葉が・・・。悔しいですよね。なので、チェックリスト化して、アニーを使用することをルールにしました。
例えば、接ぎ木をするときは、チェックリスト【接ぎ木の手順】使って作業をするようにと。
アニーは、チェックしているか、スタンプがつくので明確ですから、必ず確認するようになってきました。チェックリストシステム『アニー』を導入してからは、
そのような大きな損失はだいぶ少なくなりました。嬉しい変化としては「私に任せて」と主体的な管理者が育ってきています。

従業員のみんなが社長依存症にならずに、一人ひとりが大きく成長して欲しい
「私は、従業員のみんなが社長依存症にならずに、一人ひとりが大きく成長して欲しいと願っています」
そのためには、ルールの徹底、自分で行動すること、自分に責任感を持って仕事をしてもらいたいのです。農園の仕事は、作る難しさの次に、
生産調整が効かないものを売る難しさがあります。そこにたくさんの時間を対やするためにも、作業の手順をチェックすることで、
失敗しないスタイルを作り上げ、みんながそれを使い、もっと活躍できればと思っています。そして、今以上に美味しいトマトで社会に貢献できる日が来ると信じています。」
