-
2019.09.24
新人教育
マニュアルを使用することは、新人教育でよくある課題を解決に導きます。
「新人教育のために作業マニュアルを作ったからって何が変わるの?」と思う方も多いことでしょう。
しかし、「仕事のやり方を見せて新人さんにメモを取らせる。」なんてことばかりしていても、いつまで立っても独り立ちしてくれない新人さんが多いのも事実…
それなら一度、作業マニュアルを使用した新人教育を行ってみませんか?
そこで!
今回は「新人のときってこういうことよくあるよね」という『新人教育あるある』と『その解決のヒント』を私の体験や、よくある事例からご紹介します。
ぜひ、共感しながら読んでみてください!
最後まで読むと相手の気持ちに気づけるかも……?
目次
マニュアルを使わなかったら新人教育ではどのような課題が発生するのか
私は新卒で入社2年目の新人で、まだまだ仕事を覚え中です。
しかし、1年後に入ってきた後輩に仕事を教えることもあります。
教育というのは、なかなかスムーズには行かないもの。
上司は「なんで覚えられへんねん!ヽ(`Д´)ノ」と日々思っていますし、一方部下は「もっと覚えられるように教えてください…。゚(゚´Д`゚)゚。」と思っています。
まるですれ違いのカップルのよう……
新人の気持ち「先輩上司のお手本は簡単に見えたのに!」
「先輩がやっていたこと、自分がやってみたら全っ然できへん…!」(((;゚Д゚)))
新人や上司関係なく、おそらくこれは人生で1度は経験したことがあるかと思います。
先輩がさくさく仕事を進めているから簡単そうに見えるけど、いざ自分がやるとなると実は難しいことばかりです。
仕事だとあまりピンと来ないという方は日常生活で例えるとわかりやすいです。
例えば、アイドルが踊っている可愛いダンスを真似したら結構難しかったり、初めてサッカーのリフティングをやってみると全然できなかったり……
上手な人がやっていると簡単に見えますよね。
私はこのことを仕事の『報告』で非常に痛感しました。
上司、先輩はあんなに早く文章を作るのに、私は1つの報告や返信に5分、10分、15分……と、気がつけばどんどん時間が経っていたり、そんなことがよくあります。
新人が自分のメモを振り返っても、何を書いてるか分からない
『メモをとるのは新人の仕事』
新卒で入社した会社、アルバイト等々…初めて社会経験した方なら絶対に1度は聞いたことがあるワードだと思います。
私も学生時代のアルバイトや今の会社に入社した時に言われ、今も実施しています。
ですが、実際にメモを取りながら教えてもらうと、聞く耳と書く手をどちらもフル活動させないといけないため、結局落ち着いてメモが取れない結果になります。
上記のメモは以前、私が業務中にアドバイスを頂いた時の実際にとったメモです。
字も汚いし内容も飛び飛びで後から見ると書き間違えがあったりして、結果読みにくいメモが出来上がるのがお決まりです(;ω;)
………それにしても私のメモ、少し汚すぎませんか…?
先輩に質問をするのはなぜあんなに恐れ多いのか…
先輩に仕事で分からないことを聞きに行く時、妙に緊張や遠慮をしてしまう時ありますよね。
どう言ったら伝わりやすいかな、と考えたり、そもそもどう聞けばいいんだろう、ということもありますよね。
それでも「分からなかったらなんでも聞いてね~」と定型文のように仰ってくれる先輩。
ちょっとの勇気を出していざ聞きにいったら
「今忙しいから無理」
「またあとにして」
…と、一蹴されてしまうこともあります。
最終的には
「なんでこれが分からんの!?もう何回も教えたやろ」と言われてしまう始末。
何回も教えたって、1回しか教わってません( ;∀;)
でも先輩も誰に何を教えて、教えられてないか。
部下が理解してないのかしてるのかがわかってないのです。
次に、上記で挙げたような新人教育あるあるをどうしたらなくせるのか、関通流の解決策をご紹介します!
【職場での教育課題の解決法1】仕事を教えるときは最初から新人さんに手を動かせよう。
『いざ自分がやってみたら難しい』問題の解決には教える人がやって見せて教えるのではなく、新人にドンドン手を動かしてもらうことがポイントです!
その仕事を初めて教える時はつきっきりで教えてあげて、上司の人はその人の隣で仕事をしたり新人さんが安心できる環境で教えましょう。
よく考えると、サッカーでもバスケでも、口で説明を聞いただけでシュートは決まらないですよね。
仕事もスポーツも何事も、初めての時は実際に手を動かさないと何回見て教えてもらっても上達しないものなんです。
ちなみに私の上司のシュートさんは何回も練習を繰り返した結果、綺麗なシュートが打てます。
【職場での教育課題の解決法2】メモを取らせても結局無駄!マニュアルなど上司が見える形で正解を用意しよう
教えてもらいながら取ったメモは何を書いているか分からないこともあり、それを使いながら仕事をしてもミスの恐れや、結局上司に聞きに行く回数も増えていきます。
かといって、仕事をする上での正解や見本がないと新人さんも上司の方も非常に不安です。
そんな時は、上司もちゃんと見える形で正解を用意してあげましょう!
オススメはチェックリストに仕事の手順を書き出して、上から順番に仕事をしてもらうことです。
上から順番に項目通りの仕事をするだけなので、上司も安心して任せられます。
◆プロが教えるチェックリストの簡単&効果の上がる作り方はこちら!
そして、新人さんがメモを取るのはチェックリストにないアドバイスだけでよくなります!
【職場での教育課題の解決法2】マニュアルがあることで、聞きに行くことが減る
上の②でチェックリストを使用した場合、その仕事でやることがチェック項目に書いてあるので、そのチェックリストは作業マニュアルにもなっています!
そうすると部下が上司に分からないことを聞きに行く回数が無くなります。
そして部下は、分からないがあればチェックリストを見せながら上司に明確に伝えることができるので、自信を持って聞きに行けます。
また、上司は「じゃあここの文章を分かりやすいように変えよう」という風に、どんどん修正を加えて使いやすいチェックリストを作れます。
結果、上司と部下の間でスムーズな質問と指導ができるのでお互い不要なストレスがなくなります!
マニュアルを活用し、1つからでもやってみよう
今回はそんな方でも経験したことがある『新人あるある』とその解決方法をご紹介しました!
お互いの立場の気持ちが少しは分かっていただけましたでしょうか?
このように新人教育あるあるを解決すると、新人も先輩もスムーズに仕事ができます。
この記事を読んで「あるある!」と思っていただけましたら、ぜひ一度試して見てください!
新人教育でしてほしいこと3つ
①新人さんに仕事を教える時はまずやってもらう。
②新人さんが取ったメモで仕事をさせない。
③チェックリストで手順を確認しながら仕事を進めよう。

業務改善!メールマガジン配信中


