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公開日:2019.03.12|
プロが教える!上手く行くチェックリストの作成法とは?
1仕事や作業の順序は「準備・実行・後始末」でできている
チェックリストを作る際には,
【準備】【実行】【後始末】
この3つの段階を
意識すると、高い効果を実感頂けるでしょう。
下の参考を見てみましょう。
「目玉焼き」を作る工程です。
当然、準備・実行・後始末の工程があります。
これが前後することはありません。
1-1 仕事は「準備」が8割
仕事は準備が8割だと言われております。
「準備」ができてなかったとしたら、実行は機能しません。
たとえば、目玉焼きの場合、準備が不十分であれば、
実行段階において、
・フライパンを熱することはできません
・油をひくことはできません
・たまごをボールにわることはできません
これらの用意がないと、どのようになるかというと、
その場で探したり、迷ったり、待ちが起こったり、
最悪の場合、「実行」できないということが発生します。
準備が不十分であると、物事は上手く進まないのです。
その反対で、準備がしっかりできていると
手待ちも発生せず、効率よく作業を進めることができます。
【準備】<参考>
1、たまごを用意する(買う)
2、油を用意する(買う)
3、フライパンを用意する
4、ボールを用意する
5、お皿を用意する
1-2 「実行」は作業の順番を意識してください
「実行」については、作業の順番を意識して、
時系列にやることを書き出していってください。
なぜなら、作業の順番が違うと、正確な結果値はでないからです。
例えば、
下のの参考にあるように、
・フライパンを熱する
前に
・油はひく
ができないのことと一緒です。
書き出した手順に、
チェック欄をつけると、チェックリストのできあがりです。
つまり、「実行」段階においてのチェックリストは、
「マニュアル」の要素を強く含みます。
仕事においては、この「作業の順番」「マニュアル」こそが、
会社のノウハウになります。
【実行】<参考>
1、フライパンを熱する
2、油をひく
3、たまごをボールに割る
4、2分火を通す
1-3 「後始末」のチェックリストで完全性を高める
「後始末」のチェックリストを作成することによる
メリットは、
作業に完全性が出ることです。
また、多くの場合、危険防止につながります。
下にある参考の、「火を消したか確認する」がまさにそうです。
こういった、最終のチェックは、どんな仕事においても
必要な事項でしょう。
また、「後始末」に完全性を持たせられると、
次への「準備」が同時にできていきます。
【後始末】<参考>
1、火を消したか確認する
2、お皿を洗う
3、テーブルを拭く
2時系列に手順を書き出そう
仕事や、作業の順序を考えるとき、
ほとんどはこちらの3段階に当てはまります。
①準備
②実行
③後始末
チェックリストを作る際には
この3つの段階を
意識すると、高い効果を実感頂けるでしょう。
3チェックリストは1度作っただけでは完成しない
3-1 使いながら気づいたことは追記
チェックリストの力を最大限発揮させるスパイスは【更新】です。
チェックリストは1度つくって「はい完成」ではありません。
使いながらブラッシュアップする。
そうすることで業務のクオリティを上げることに
結びつくのです。
3-2 仕事のコツを入れ込んでいく
みなさんも、仕事をする上で
「こうした方が、スピードが早くなった!」
「この1手順を加えたことでお客様から褒められた!」
などということはありませんか?
そういった仕事のコツをチェックリストに入れることで
後輩に引き継いだときも仕事の効率や品質を
上げられることにつながります。
3-3 私のミスをみんなで共有
仕事において、失敗は成功の元です。
失敗したら、それを次に活かす、同じ失敗をしないことが
とても大事です。
私たちは失敗を活かすため
チェックリストの項目に失敗を記録して【更新】しています。
そしてチェックリストを共有することで、
ミスを経験していない人でも
自ずと同じミスの再発防止ができるようになります。
4チェックリストは使い込むことで完成していく
全員の失敗の体験や、仕事上で気づいたコツが
チェックリストにに反映されていくことで
過去の経験の集合知になります。
失敗を経験していない人でも、同様のミスは起こさなくなりますし
前任者が時間をかけて築き上げた仕事を
しっかり後任者へ継承できるようになるのです。
このようにチェックリストを活用することで
1人だけではなく、チーム全体の業務レベルを
向上させることができるようになります。